昭和47年宮本常一氏の指導により、久賀町民俗資料保存会が民俗資料の収集活動は婦人会、老人クラブ等を中心に民俗資料の収集を3年間で約15,000点収集した。
収集した民具のなかで久賀の特色である諸職用具を分類整理して県の有形民俗文化財に指定を受けた後、昭和53年8月に九職種2,707点が「久賀の諸職用具」として国の重要有形民俗文化財に指定された。
指定民具は、平成6年3月に八幡生涯学習のむらが開村にあたり西中津原から、移転し、収蔵庫に収蔵された。
耐火構造の地上1階、地下1階造りで、地上1階には指定民具のうち石工用具、鍛冶屋製品、船大工用具、桶屋用具・桶屋製品、傘提灯製品、機屋用具・機屋製品、紺屋用具・紺屋製品、瓦屋用具の八種の諸職用具を地下1階には、六尺、五尺桶等の大型の醤油用具を収蔵している。